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脱サラとは、サラリーマンを辞めて起業、独立、開業することです。
この記事では、脱サラの具体的な方法や成功例、失敗例を網羅しています。
サラリーマンであることに疲れた、限界を感じる。
脱サラしたい!と、あなたも一度は思ったことがあるかもしれません。
自分の自由になる仕事がしたい。職場の人間関係のストレスがない仕事がしたい。やりがいを感じる仕事がしたい。
そんな思いから、会社を辞めて自分で好きな仕事を立ち上げたいという人が、脱サラを目指すのです。
しかし、いざ脱サラをするとなると、収入面が不安だったり、仕事が軌道に乗るか心配だったり、大きな不安が付きまといますよね。
せっかく脱サラを決意したのにもかかわらず、うまくいかなかったり失敗したりしてしまっては、サラリーマン時代よりもストレスのひどい生活に陥ってしまいかねません。
脱サラを目指すなら、自分に合った方法を選び、うまくリスクと向き合いながら慎重に計画を立てなければなりません。
この記事では、脱サラしたい人に向けて具体的な方法を書いています。
様々な成功例、失敗例、また成功率はどのくらいなのかを紹介しているので、参考になるはずです。
脱サラの具体的な方法を網羅しているので、脱サラしたいと考えたら、まずはこの記事を読んで自分にあったやり方を見つけて準備を整えてください。
脱サラの意味とは?
そもそも脱サラとは、単に「サラリーマンを辞める」というだけの意味ではなくて、「サラリーマンを辞めて、起業、独立、開業すること」です。
「脱サラ」という言葉自体はよく耳にしますが、意味を正確に理解している人は少ないかもしれませんので、あらためて意味を確認しておきましょう。
まず、脱サラの辞書的な意味を見てみましょう。
[名](スル)《「脱サラリーマン」の略》サラリーマンをやめて、独立して商売や仕事を始めること。(goo国語辞典より)
つまり、ただ単に「サラリーマンを辞める」というだけではなく、その後に独立して自分でビジネスを立ち上げることが脱サラなのです。
脱サラ=起業、開業することと考えて差し支えないですね。
この点で、転職とは意味が違ってきます。
また、起業する、資格を取って専門職になる、実質的な生産業に従事する、創作活動に転向するなど、サラリーマン以外の自分がやりたい仕事を目指すのが基本です。
なので、
- 「やむなく家業を継いで農業を始めた」
- 「リストラされたので仕方なく、別の職に就いた」
- 「仕事に飽きたので、なんとなく別の職業を始めた」
などの理由でサラリーマン以外の職種に就くのは、受動的で無目的なので、脱サラとは違います。
さらに、結婚して主婦・主夫になることも脱サラとはいいません。
脱サラの成功率は?
脱サラの成功率は、高いか低いかでいったらやはり低いものです。
脱サラについて考え始めたとき、まず気になるのは成功率ですよね。
「失敗しないかなあ、大丈夫かなあ」
「成功した人はどのくらいいるのだろう?」
ということが気になるのではないかと思います。
サラリーマンが嫌になってしまい、脱サラにチャレンジする人はたくさんいます。サラリーマンの道を捨ててでも、自分の好きな生き方をしようと努力することは素晴らしいことですね。
しかし、脱サラに成功して幸せな生活を満喫している人もいれば、失敗してしまい、余計に辛い思いをしている人がいるのもまた事実です。
では、脱サラの成功率は実際どのくらいなのでしょうか。
まず、起業に関して、「10年以内に潰れる会社の数は、93%」というデータがあります。(経済産業省発表の「中小企業白書」)
つまり、成功率はわずか7%ということになりますね。
さらにこれは、法人だけのデータです。
残念ながら、個人事業での成功率に関しては正確なデータが存在しません。
しかし、次の文によると、個人事業主に関してはさらに厳しいのが現実のようです。
中小企業白書から、近年における個人事業主の廃業率を見てみると
・1年で37.7%、3年で62.4%が廃業
・10年では88.4%が廃業というように、個人事業主として開業した人の約4割が1年以内に廃業していて、2年で約半数、10年後まで生き残れる人は1割ほどとなっています。
成功率は7%(個人事業を加えるともっと低い)というのは、決して高い数字ではありませんよね。
この7%のすべてが脱サラでの起業ではないことを考えると、「脱サラの成功率」はもっと低くなります。
だから、「脱サラの成功率は1割にも満たない」と言われることもあるのでしょうね。これもあながち間違いではないのでしょう。
「え、そんなに低いの!?じゃあ脱サラなんてやめた方がいいかも・・・」と思ったあなた。ちょっと待ってください。
確かに、この数字だけみるとチャレンジするのが怖くなってしまいますよね。
しかし、これはあくまで統計です。確率を無理やり目に見える形にしただけのものなんですよ。
つまり、この7%という数字の母数には、
「たいして準備をせず勢いで起業した人の会社」も、
「それなりに準備をして起業した人の会社」も、
「サラリーマンを辞める前から時間をかけて完璧に準備をした人の会社」もすべて含まれているんです。
この統計のいう「起業した会社」のうち、
完璧に準備をして起業した会社がいったいどのくらいあるでしょうか。
実際には、それなりの準備で満足して起業してしまった会社がほとんどでしょう。
起業の前にしっかり準備ができているかいないかで、成功率は大きく変わってくるのです。
準備を怠ったり、それなりの準備で「いける!」と勘違いしてしまった人の会社が長続きしないのは当然です。
ですから、このような統計が示す成功率を気にするよりも、
どうしたら完璧な準備にたどりつけるかを考えることに集中してください。
完璧な準備をして起業した人の成功率は、もっと跳ね上がるはずです。
脱サラして起業する2つのタイミング
脱サラして起業するには、2つのタイミングがあります。
いざ「脱サラをして起業する」となると、会社を辞めるタイミングによって二通りの方法があるのです。
脱サラを宣言し、思い切っていきなり仕事を辞める
脱サラ宣言をして、先に仕事を辞めてしまうのです。
わかりやすくいうと、やるしかない環境を自分で作るという方法ですね。
せっかく脱サラを決意して準備を始めたけれど、会社の仕事もこなしながらの地道な準備に疲れてしまったり、嫌気がさしてしまったりすることもあるでしょう。
そんな中途半端なモチベーションのまま準備を進めれば、ある程度のところで「準備はもう完璧だろう」と割り切って起業に踏み切ってしまうことにつながります。
そんな中途半端な起業をしないために、あえて先に脱サラ宣言をして、会社を辞めてしまうのです。
脱サラ宣言後、稼ぐあてもなく会社を辞める。脱サラのために、場合によっては借金や助成金も活用する。これで完璧に自分の退路をふさぐことができます。
こうなればもう、前に進むしかなくなりますよね。
会社を辞めてしまえば、自分の時間をすべて脱サラの準備に使うことができます。
この方法を使うなら、会社辞職後にニートでいる期間を決めて、その間に死ぬ気で脱サラの準備をととのえてください。
あとがないと思えば、驚くほどの活力が湧いてきますよ。
副業で稼げるようになってから辞める
脱サラする前に、まずは副業で、会社以外の収入源を作ります。
こちらの方が、堅実でオススメな方法ですね。
サラリーマンをしながら、資金をかけずに始められるサイドビジネスはたくさんあります。それを活用して、まずは副業で稼げるようになるのです。
サイドビジネスから始めることのメリットは、会社にいながら別の収入源を持てるということと、それ自体が脱サラのきっかけになるということです。
週末に本業とは違う仕事をする、週末起業という考え方がありますよね。
最近では、経営の神様といわれるピーター・ドラッカーもすすめる「パラレルキャリア」という働き方を選ぶ人も増えてきました。
本業とは別にサイドビジネスを始めるなら、週末起業というやり方をとっても良いでしょう。
本業と週末の仕事を両立しなければなりませんが、安定した給料を手放さずに新しい事業に挑戦できるのは魅力です。
さらに、後述するリスクの少ない職種を選んで週末起業を行えば、お金や生活の不安を抱えずに脱サラに取り組むことができます。
脱サラに向けた週末起業にオススメなサイドビジネスはたくさんあります。
まずおすすめなのは、アフィリエイトやせどりです。パソコンさえあれば誰でも、かなり低いリスクですぐに始められます。稼ぎやすいのでそれだけで独立することも十分可能なのが魅力ですよ。
また、英会話やピアノ、パソコンなど、自分が持っているスキルを活かしたい場合は、週末限定で自分の教室を開いてしまうのが良いでしょう。会社勤めをしながら人脈を作ることもできます。
ハンドメイド販売やネットショップというのもおすすめです。
ハンドメイドに関しては、ハンドメイド作品を売り買いするための大きなサイトがあるので、そこに登録すればすぐに自分のペースで販売を開始できます。
ちなみに、minne(ミンネ)や、Creema(クリーマ)などが有名どころのサイトですね。
ネットショップは、外にお店を出すよりもはるかに少ない資金で開業できます。インターネットの知識が少なからず必要になってきますが、実際にお店を構えるよりも圧倒的にリスクが少ないのは魅力です。
このように週末起業から始めるという方法なら、いきなり会社を辞めるわけではないので、もしサイドビジネスに失敗したとしても大きな痛手にはなりません。
最初は会社の収入に2、3万加算される程度の副業でも、地道に取り組んでいれば2、30万以上の収入になるまで成長させることはできます。
サイドビジネスの収入が会社の給料を超えた時点で、堂々と会社を辞めれば脱サラ完了です。
リスクが低い脱サラの具体的方法
出来るなら、なるべくリスクが低い脱サラの具体的な方法を知りたいですよね。特に、金銭的なリスクに関しては、誰もが一番不安に感じるところです。
そこで、ここでは初期費用が少ない、もしくは全くかからないビジネスを紹介します。
リスクが低い脱サラ① 僕が実際に脱サラした方法
僕は数年前までダメリーマンでしたが、現在は脱サラしていくつかの事業で収入を得ています。
僕が脱サラした方法は、僕が「アービトラージ」と呼んでいるやり方です。
アービトラージとは単純にいうと、「安く買ったものに付加価値をつけて、高く売って、その差額で利益を得る」という方法。
実はこれ、すべてのビジネスの基本中の基本です。総合商社も、人材派遣会社も、コンサルティング会社も、ヒト・モノ・カネ・情報などをどこかから安く仕入れて、それに付加価値をつけて高く売ることで、利益を出しています。
「それって転売じゃないの?」と、思うかもしれませんが、転売はアービトラージの一部です。
僕のいうアービトラージというのは、ただ「モノ(商品)」を安く買って高く売りさばくのではなくてヒト・モノ・カネ・情報、すべての”差額”を利用できるだけ利用しよう!というやり方。
かの有名なホリエモンも、自身のブログで次のように書いています。
今、ノーベル賞関連の本が売れているんだけど、ヤフオクとAmazonマーケットプレイスの性質の違いを利用してアービトラージできるってアイデア。同じ本でも価格が、180円と2400円と大きな違いが生まれている。このアイデアは、いろいろ応用できそう。
―HORIEMON.COMより引用
本当にホリエモンのいう通りで、このアービトラージというのは、あらゆるビジネスに応用できます。
これについて語りだすと長くなるので、もっと詳しく知りたい場合は『3年後”当たり前”になる新しい働き方のススメ』の記事を読んでください。
リスクが低い脱サラ② アフィリエイト
アフィリエイトとは、自分のブログなどで商品の紹介をして収入を得るビジネスです。
商品を紹介してほしい企業と、アフィリエイターを結びつけるASPというサイトがあるので、簡単に始めることができます。ASPは、アフィリエイト・サービス・プロバイダーの略で、様々な企業が紹介してほしい商品をそこに登録しています。
あなたはまず、ASPに登録して、紹介したい商品を選べばいいのです。
そこで収得できる紹介用のURLをブログやメール、SNSに貼って商品を紹介します。
自分が張ったリンクから商品が売れれば、紹介料としてASPから報酬が入ります。
2chまとめや日記などで、その記事に関連する商品のリンクが貼っているのも、アフィリエイト広告で稼ぐ方法の1つなんですよ。
アフィリエイトのメリット
アフィリエイトの主なメリットを紹介します。
場所を問わない
パソコン一台あれば、自宅にいようがカフェにいようがどこでもできます。住んでいる場所が田舎であろうが関係ありません。
完全な在宅ワーク
アフィリエイトは、完全に在宅で行うことができます。
アフィリエイトでやることは単純で、商品紹介のURLをネット上の媒体に貼るだけです。自宅に引きこもっていてもできます。
ですから、人と直接話すことなんて基本的にありません。人づきあいが苦手だったり、外で働けない事情がある人にとって心強いビジネスです。
リスクゼロで始められる
アフィリエイトはリスクなしで始めることができます。
ASPの登録はお金がかかりませんし、自分のブログやSNSを開設するのも無料でできますよね。商品を紹介する際にも手数料などはかかりません。商品が売れたときに、ASPが手数料を差し引いた分の報酬を支払うからです。
アフィリエイトのデメリット
アフィリエイトの主なデメリットを紹介します。
世間のイメージが悪い
アフィリエイトは、あまり良いイメージを持たれていません。
あなたも一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
「広告だらけのサイトは見づらい」
「広告のリンクやバナーがあったらそのサイトを閉じる」と。
そう、ネット上の広告やバナーは嫌われがちです。
特に、アフィリエイトを少しでも知っている人は、サイトで商品の紹介リンクがあったり、バナーが目に入ると「広告収入目当てのサイト」と勝手に悪い印象を持ってしまったりします。
でも、アフィリエイトはインターネット時代のビジネスとして確立されていますからね。悪質なやり方にさえ手を出さなければ、健全に稼ぐことができます。
挫折しやすい
簡単に始められるアフィリエイトですが、挫折する人が多いのも事実です。
「アフィリエイトは簡単な作業で高収入!月100万、200万!」
なんて、きらびやかなイメージが強いですよね。
確かに、自分のブログやサイトから商品が売れる仕組みが完成すれば、簡単な作業で高収入を得ることができます。
しかし、そこまでの道のりが長いのです。アフィリエイトで物が売れ始めるまでは、ひたすら地味な作業を延々続けなければなりません。
いつ収入になるかわからない作業のために、ひたすら時間を削って手を動かし続けなければならないというのは、自信やモチベーションを維持するのがかなり難しいんですよ。
だから、結果が出る前に諦めてしまう人が多いのです。
結局は知識が必要
やることは単純なアフィリエイトですが、稼ぐためにはいろいろな知識が必要になります。
アフィリエイトは、ASPに登録して商品を選び、URLを貼りさえすればいいのですから誰でも簡単に始めることができます。
しかし、それで生活できるほどの収入を得ようと思ったら、「人が集まるブログやサイトの作り方」、「自分のサイトを検索結果の上位に表示させる方法」、「見た人が買いたくなるような紹介文の書き方」などなど、とにかくいろいろな知識が必要になってきます。
脱サラアフィリエイターの成功例
アフィリエイトで脱サラに成功した人の実例を紹介します。
借金2,000万円→脱サラ1年で月収100万円のHさん
小さい企業でサラリーマンをしていたHさんは、結婚を機に、家族に贅沢をさせたいという多少の見栄から、カードで借金を作るようになりました。
中古マンションなどの購入で、借金は2,000万円以上に。結局、返済が苦しくなり家族に我慢を強いるという事態に陥ります。
どうにかしなければという気持ちはあるものの、何をどうしていいのかわからない。そんなときに、本屋で「月に1億稼ぐこともある」というアフィリエイトに出会いました。
情報商材などを買いあさり、知識をどんどん吸収して、初めは手探りながらも作業の手をとめませんでした。結果、アフィリエイトの報酬が、1年でサラリーマン時代の月収と同じくらいになったためHさんは脱サラを決意。
脱サラ後はアフィリエイトの作業に集中できたため、報酬はどんどん上がっていき、脱サラ1年で月収100万円を達成するまでになります。
今では、借金なんかせずに自分で稼いだお金で家族と贅沢な生活を送れています。
結果が出ないアフィリエイターの失敗例
アフィリエイトで結果が出ない人の典型パターンとしては、結果が出るまでに時間がかかるため、稼げるようになる前に挫折してしまうパターンです。
簡単に稼げると思っていたのに・・・ギャップで挫折したCさん
Cさんは、「楽して月収100万円!」という言葉に乗せられ、なんとなくアフィリエイトを始めてみました。
しかし、無料でブログを作って広告を貼ってみたものの結果が出ない、ブログのアクセスすら思うように伸びない状況が続きます。
そこで、アフィリエイトで結果を出すための方法をひたすら調べてみると、「パソコンの知識が必要」、「ライティングの勉強が必要」などなど、必要なものがたくさんあることが分かりました。
必要な知識を補うために情報商材やツールをとにかく買うべきかと悩みましたが、必要そうな知識が多すぎてくじけそうになったのと、「簡単に稼げるはず」というイメージが相変わらず強かったため、自己流で作業を続けます。
しかし、作業量を増やし、どれだけこなしても結果が出てきません。
半年ほどは作業を続けてみましたが、「頑張っているのになんの成果もなし、アフィリエイトは楽して稼げるなんて嘘だ」と感じ、結局断念してしまいました。
リスクが低い脱サラ③ ネットショップ
ネットショップは、実際の土地ではなくネット上に自分のお店を開業する方法です。
しかし、ネット上にホームページを作成して自社サイトをオープンするやり方は、難しいうえにライバルが多いので現在はおすすめできません。
いまネットショップを始めるなら、既存媒体への出店という方法がメジャーで、楽なのでおすすめです。
- Amazon
- ヤフオク
- メルカリ
- 楽天
- ヤフーショッピング
などの媒体は、現在個人でも出店が可能になっています。
すでに集客力のある媒体を利用することになるので、すぐに始められて利益も出やすいのです。
5~20%の手数料を取られますが、集客の手数料と考えれば安いものですね。
また、せどりというやり方も存在します。
せどりとは、店舗などで安く仕入れた商品をAmazonやヤフオクなどのネット店舗を利用して販売し、利ざやを稼ぐ商売です。このやり方で商売をしている人をせどらーと呼ぶこともあります。
今や、いつどこであろうとネットで自分の欲しい商品を購入できる世の中です。だから、ネットショッピングの方が集客力も高く、相場も高いことが多いんですよね。
ネットならもっと相場が高いと思える商品を、中古屋などから探してきてネットショップで販売すれば、自分の利益になるわけです。
ネットショップで脱サラするメリット
既存の媒体でネットショップを行うことのメリットを紹介します。
場所を問わない
アフィリエイトと同じように、パソコンさえあればどこででもできるので、住んでいる場所が都会でも田舎でも関係ありません。
難しい知識がなくてもできる
全く必要ないわけではありませんが、難しいWEBの知識がなくても行えるので、簡単です。
たとえば、自社サイトをオープンしてネットショップを始めようと思ったら、綺麗なサイトを作って、人を集めるところから始めなければなりません。
その場合、HTMLやCSS、SEOなど、複雑なWEBの知識が必要不可欠です。
それに対して既存媒体を利用する方法なら、知識がなくても、「すでにデザインが整っていて集客力のあるサイト」で出品ができるので、難しい知識がなくても十分商売ができます。
世界中の人を相手に商売ができる
ネット上で商売を行うのですから、お客様を日本人に限定する必要はありません。
- eBay
- アリババ
- 海外のAmazon
- タオバオ
など、海外のサイトを利用すれば、外国人を相手に商売することもできるのです。
扱う商品によっては、海外に向けてアプローチしてみるのもいいかもしれません。
趣味や特技を活かせる
手作りの品や、専門分野の商品、似顔絵やイラストの制作など。普通の店舗ではなかなか販売できないようなものもネットショップに向いています。
多少マニアックな商品でも、ネットショップは日本中を相手にしていますので、少数のマニア層から支持されるだけでもある程度の顧客数になります。
この場合も、自社サイトを作るのではなくて、既存の大きなサイト(「ココナラ」など)を利用するのがおすすめです。
ネットショップで脱サラするデメリット
既存の大手サイトに出店する方法で行う場合の、注意すべきデメリットを紹介します。
手数料がかさむ
当然の話なのですが、大手サイトに出店するには出店料やシステム利用料などの手数料がかかります。
サイトによって違いますが、だいたい5~20%程度です。
それを払えば、集客力の抜群に高いサイトに出店できるのですから、安いものですよね。
しかし、一定の利益を上げられなければ、手数料だけとられ続けるという事態に陥ってしまうことになります。
とにかく手数料以上に利益を出さなければ、赤字がかさんでしまいますから、あまりのんびりしてはいられません。
「とにかく出店してみよう」で始めるのではなく、しっかり利益を出せる計画を練ってから出店するべきですね。
あり得ない安売りの店との競合
ネットショップといえば、激安を売りに商品を販売しているところがたくさんありますよね。
そういった店とのバッティングは当然起こりえるのです。
独自商品や、商品説明に独自の工夫を加えて、差別化を図りましょう。
魅力がある商品説明ができれば、最安値でなくても商品は売れます。
顧客の情報が自由にならない
顧客の情報(メールアドレスなど)が自分の自由にならないのは、かなり大きなデメリットです。
普通、自分でビジネスを立ち上げる以上、顧客のリストは何よりも大事な資産になりますからね。顧客に自分からアプローチしづらいのは辛いです。
つまり、メルマガを送ったり、フォローメールを送ったりすることが難しいということなのですが、これはネット通販の根幹にかかわりますよね。
このような制限があることを考えると、一つの既存サイトに依存するのは危険です。リスク分散のためにも、徐々に複数の方法(別のサイトでの出店や自社サイト、ブログの運営など)に手を広げた方がいいでしょう。
脱サラせどらーの成功例
せどりは非常に成功率の高い稼ぎ方です。正しいやり方を覚えて、その通りに実践すれば誰でも結果を出すことができます。
「働くことが向いてない」小心者だけど脱サラに成功したTさん
地元の小さな企業に何とか就職したものの、事務所に引きこもる日々に耐えられず様々な副業にチャレンジ。FX、ファイナンシャルプランナーなどに挑戦するも挫折を繰り返します。
そんなときに、せどりに出会いました。
「安く買って、高く売る」というビジネスの基本を忠実にこなせば、せどりは結果が出ることがわかり、実践を続けます。
その結果、せどりで脱サラに成功。
※実はこの話は僕の実話です。(笑)
僕はせどりで脱サラに成功しています。
結果が出ないせどらーの失敗例
せどりで失敗する典型的なパターンは非効率なやり方をしてしまうことです。
世間的にはせどりはブックオフなどの本屋がメインと思われていますが、現在は家電やCD・DVD、日用品にいたるまで様々なものが仕入れられます。さらに、販売する商品の仕入れはネットショップでも可能なので、家から出る必要もありません。
そういったノウハウを知らないまま「せどりは稼げない」と考えて挫折してしまう人が多いです。
家族との時間を割けず挫折したSさん
Sさんは、妻と幼い娘を持つサラリーマンです。本業と並行してせどりを始めました。
仕事帰りに、足が届く範囲のブックオフをまわり商品を仕入れるという方法を始めたのですが、次第にその仕入れ作業や収支管理が負担になってしまいました。
というのも、仕事が遅い、子供が寝ない、子供が風邪を引いたなどの理由で、外で稼働する時間を取るのが難しいと感じるようになったのです。
始めは副業に賛成してくれていた奥さんも、次第に嫌な顔をするようになってしまいました。
そのうえ、足が届く範囲のお店は、ライバルが多いのかなかなか良い商品が見つかりません。
結局、奥さんの痛い目を感じながら、子供との時間を割きながら、せどりを実行し続けることが苦しくなってしまい、挫折してしまいました。
リスクが低い脱サラ④ フリーランス
フリーランスは、最近ではノマドワーカーと呼ばれることもありますよね。
店舗や事務所など、決まった職場を持たずに、基本的にパソコン一台で仕事をしている人のことです。
どこかに雇われるのではなく、WEBデザインやライティング、写真やイラスト、音響、翻訳など、自分の技術を自分で売って収入を得ています。
最近ではインターネットの普及に伴い、「クラウドソーシング」というフリーランスで稼げる仕組みができています。
クラウドソーシングサイトというサイトがあり、そこには、WEBサイト制作やアプリ開発など高度な技術が求められるものから、簡単な記事作成やデータ入力など誰にでもできるものまで様々な仕事の依頼が集まっています。
クラウドソーシングサイトには無料で登録できますし、基本的に仕事の発注、受注、連絡、納品などすべてがネット上で完結するので気軽に仕事を受けることができます。
クラウドソーシングサイトも、今では多くのものが存在します。
誰にでもできる単発の仕事に特化したサイトや、特別な技術が必要なプロ向けの仕事に特化したサイトまで様々なものがあるのです。
最初は、素人でも使いやすい「ランサーズ」や「クラウドワークス」に登録することをおすすめします。クラウドソーシングサイトのなかでも大手で有名なので、安心して登録できます。
フリーランスで脱サラするメリット
フリーランスになって脱サラすることのメリットを紹介します。
時間、場所が自由
会社勤めのように、決められた時間に働かなければならないという時間の制約がありません。
あるのは納期だけなので、それに間に合うのであれば昼に起きて作業をしようが、夜中に作業を始めようが構わないのです。
また、基本的にパソコン一台あれば仕事ができるので、家でもカフェでも公園でも、どこでも仕事ができます。
場所の制約もないので、急に住む場所が変わったとしても、仕事には支障がありませんよね。
好きなことで起業できる
フリーランスになるということは、極端にいえば自分の好きなことで起業することができるということです。
たとえば、あなたが趣味のイラストを売りたい場合。自分では「描けるけど、プロと呼べるレベルではない」と思っていたとしても、それを商売にすることは可能なのです。
ターゲットを「趣味でイラストが描き始めてみたい」と考えている人にすればいいのです。その人たちは、スクールに通うほど本気ではないですよね。もっと気軽に絵を学びたいと思っているはずです。
プロに教えてもらおうとすれば高くつきますから、もっと安く手軽にイラストを学べるサービスを立ち上げれば、あなたの実力でも十分にビジネスになるんですよ。
フリーランスで脱サラするデメリット
フリーランスで脱サラする場合に気をつけなければならないデメリットを紹介します。
収入は自己責任
フリーランスになると、収入が完全に自己責任になります。
会社勤めであれば、決められた時間働けば必ず給料が振り込まれますよね。
それに対してフリーランスは、頑張り次第では会社の給料以上の収入を得られますが、逆にいえばそれ以下になることもあり得るのです。
たとえば、同じ1時間でも、会社であれば、ぼーっと作業をしていても給料は振り込まれます。しかし、フリーランスだと、なかなか集中できずに作業が進まなければ、1時間パソコンに向かっていたとしても収入はゼロです。
また、有給休暇などもありませんので、どんな事情があれ手を止めれば収入はストップするというリスクがあります。
社会保障が手薄
当たり前ですが、フリーランスには雇用保険や労災はありませんし、健康保険も高くつきます。国民年金の受給額もかなり少ないです。
社会保障という点でいったら、会社員の方がはるかに恵まれているということは頭に入れておいてください。
フリーランスの代表的な職業6選
フリーランスの代表的な職業と、その成功例、失敗例を紹介します。
イラストレーター
イラストレーターは、その名の通りイラストを描く仕事をフリーで請け負います。
ウェブ上のホームページのイラストや、本や冊子の挿絵だけでなく、イラストマップや、流れ作業の構図をイラストにした解説図などを描きます。
パソコンで画像処理をするのが一般的なので、よく使われる画像処理ソフト「illustrator」、「photoshop」の知識は必須です。
フリーランスのイラストレーター成功例
イラストレーターとして成功するために必要なのは「納期を守ること」。
納期を何よりも大事にすれば仕事は増えます。
「明日までにどうしても仕上げたい」、「3時間後までに作ってほしい」など、大手のイラスト会社には依頼できないものを、フリーのイラストレーターに依頼したいという需要は多いのです。
フリーランスのイラストレーターは、納期に柔軟に対応できることが大きな強みなのです。その強みを最大に活かしましょう。
丁寧な仕事をすることも大事ですが、納期にかかわらず出来るだけ早く仕上げて、次の仕事に取り掛かるように心がけるほうが、クライアントの信頼を得られますし、それが収入アップへとつながるのです。
イラストレーターに限らず、個人で仕事をしていくのなら、一人でも多くの人と信頼関係を築くことが重要です。
フリーランスのイラストレーター失敗例
フリーランスのイラストレーターは、自分のイラストのスキルを過信してしまったあまりに失敗することが多いのです。
もちろん、イラストのスキルが高いに越したことはありません。
ですが、フリーランスで仕事をする以上、一番大事なのは「いかにクライアントの求めるものに近づけるか」なのです。
特に、イラストは人の感性によって評価が左右されるものです。
スキルが高いからといって、自分の思うように描いてしまうと、クライアントの求めるものとは違うものになってしまい採用されない(=収入にならない)という事態になりかねません。
いくら高度なスキルを持っていようと、クライアントの意図を読み取り、それに近づけようとする努力を怠ってしまえば仕事がなくなります。
デザイナー
デザイナーとひとことにいっても、様々な種類の仕事が存在します。
まず挙げられるのがWebデザイナー。
ホームページやサイトのデザインを制作します。レイアウトの美しさや見やすさが問われるのはもちろんのこと、HTMLやCSSなど、Webに関する知識が必須ですね。
次にグラフィックデザイナー。
ポスターやチラシ、カタログ、広告など、主に紙媒体に使われるデザインを制作します。会社名や商品名をデザインするロゴデザインという仕事も請け負います。
最後に、キャラクターデザイナー。
イラストレーターやグラフィックデザイナーの仕事であることが多いです。フリーランスのデザイナーは、名紙やカード、文具、雑貨などのデザインなどと複合して、キャラクターデザインを請け負っている場合が多いようです。
フリーランスのデザイナー成功例
フリーランスのデザイナーで成功している人は、プロフィールを充実させて顧客を増やすのがうまいのです。
つまり、デザインの技術よりも、いかに営業がうまいかで稼げるか稼げないかがはっきり分かれます。
具体的には、ポートフォリオやホームページなど、自分のプロフィールや技術をアピールする場所を一番大事に作りこんで、充実させていればいるほど多くの顧客を獲得できます。
紹介やコネに頼ってばかりではなく、常に新規顧客の獲得に尽力している人は、フリーのデザイナーとして生きていくことができます。
フリーランスのデザイナー失敗例
結局、仕事に関する作業の量は膨大になる場合が多く、「これでは会社勤めのころと変わらない」と嘆くフリーのデザイナーはたくさんいます。
そもそも会社勤めのデザイナーは、とにかく拘束時間が長く、自由な時間がないという悩みに苦しんでいることが多いですよね。
確かにフリーランスになれば、拘束されることはなくなります。
しかし実際には、フリーのデザイナーで生きていこうと思ったら、最低でも1日7時間はパソコンの前につきっきりで作業をしなければなりません。
それに加えて、営業や税務関係のデザイン以外の仕事にも時間を費やさねばならず、会社に拘束されていないとはいえ仕事以外の時間はなかなか取れないのが現実です。
コピーライター
コピーライターは、パンフレットや雑誌、Webのコピーを考える仕事です。ネーミングや、書籍の企画、編集、文字校正なども請け負います。
また、最近では「ブログライター募集」など、Web上で文章を書く仕事が増えていますね。
フリーランスのコピーライター成功例
フリーランスのコピーライターとして成功しているのは、その文章力を活かして集客装置を充実させることができている人です。
コピーライターは文章の専門家です。仕事を取るために、コネに頼ったり、見込客に頭を下げて回るなんて効率の悪いことをする必要はありません。
文章力を活かして、Webサイトやブログなど、プロフィールを充実させれば、顧客の獲得に苦労することはそれほどないのです。
フリーランスのコピーライター失敗例
フリーランスのコピーライターの失敗例としては、単価の低い仕事ばかり請けてしまうというケースが挙げられます。
現在Web上では、簡単に取れるライティングの仕事はいくらでも転がっていますよね。
しかし、基本的にそういったライティングの仕事は単価が低いことが多いのです。
そのような仕事ばかり請けていては、せっかくフリーランスのコピーライターになったのに、ひとつひとつの仕事の単価が低いため、1日中手を動かしていなければ収入がないという状況になりかねなません。
単価の高いコピーライターの仕事はいくらでもあるので、ある程度のスキルがあるなら、そちらに目を向けるほうが賢明です。
システムエンジニア
システムエンジニアは、Webシステムやソフトウェアの開発、サーバーの構築などにかかわる仕事です。クライアントの要望に沿って、システムの企画や設計を行います。
オリジナルシステムの構築だけではなく、既存のシステムに追加機能を加えたり、周辺機器を動かすためのシステムを設計したりと、仕事の内容は多岐にわたります。
また、フリーランスの場合はシステムの構築だけではなく、完成したシステムに対するプログラミングやデバッグなど、プログラマーの仕事までをこなすことが多いようですね。
フリーランスのシステムエンジニア成功例
フリーランスのシステムエンジニアとして成功するには、市場のニーズを考えて仕事を選ぶということが欠かせません。市場のニーズさえつかめれば、仕事がなくなることはありません。
報酬や自分のスキルだけではなく、自分の目標や、仕事の将来性(ニーズ)を考えながら仕事を選んでいる人は成功しているようです。
なぜかというと、エンジニア業界は変化が早いからです。
自分が現在持っているスキルだけに頼っていては、将来仕事がなくなってしまう可能性が大きいんですね。
市場のニーズに合わせてスキルを高めていくためには、今まで経験したことがない業界や分野の仕事にチャレンジしていくことが重要です。
市場のニーズに合わせた仕事を知るためには、フリーランスのエンジニア向けのセミナーや懇親会に積極的に参加して、情報収集を怠らないことが一番です。
フリーランスのシステムエンジニア失敗例
フリーランスのシステムエンジニアとして仕事がとれるようになったのはいいけれど、どんな仕事でも引き受けた結果、信頼を失ってしまったという失敗例があります。
フリーになったからといって、深く考えずにどんな仕事でも引き受けていると信頼を失ってしまうことがあります。
たとえば、そのクライアントのライバル企業の仕事を受けていたことが発覚して、契約を失ってしまったという事例があります。
フリーのエンジニアだからといって、何も考えずに仕事を請けてはいけないんですね。
その仕事を請けることで問題が発生したり、誰かに迷惑をかけたりということが起こらないかどうか考えて仕事を選ぶことが必要です。
翻訳家・通訳家
翻訳家や通訳家は、社員の募集が少ないため、フリーランスで働く人が多い仕事です。
翻訳とは、ご存じのとおり外国語で書かれた文章を日本語に直す仕事ですね。
まずイメージするのは小説や絵本などの出版物の翻訳ですが、これは文芸翻訳・出版翻訳と呼ばれます。
しかし、実は翻訳の仕事の9割を占めるのは実務翻訳と呼ばれる仕事なのです。実務翻訳は、ITや医療、科学技術などの専門分野での翻訳のことですね。
また、契約書やマニュアルの翻訳(=産業翻訳と呼ばれる)も需要が高い仕事です。
通訳も様々な活躍の仕方がありますよ。
国際会議や放送通訳では同時通訳という高いスキルが求められますし、社内会議や研修では、発言の一区切りごとに通訳する逐次通訳を行います。
電話や海外からの視察者には同行通訳が必要です。
多国語の通訳ができる人、新興国の言語が使える人の需要が高まっているようですね。
フリーランスの翻訳家・通訳成功例
フリーの翻訳家になってから、英語以外の専門性を武器にして成功したという例があります。
翻訳の業界には、当然ですが語学力のある人が集まっています。
しかし、それ以外の専門性を持った人材はなかなかいないのが現状です。
先ほども述べましたが、翻訳の仕事で一番需要があるのは実務翻訳です。
だから、英語以外に、ITの技術が少しでもあれば、それだけで実務翻訳の仕事が取りやすくなり、優位に立てるんです。
翻訳者として独立する前に勤めていた会社で、IT技術職を経験していたことを武器に仕事が取れるようになった人もいます。
(本人はITには自信がなかったけれど、翻訳家として活動する分には問題なく、むしろ技術を持っていることに驚かれることが多かったようです)
フリーランスの翻訳家・通訳失敗例
翻訳家や通訳は、単語や意図を少しでも間違えると、大変な誤解を招くことがあります。特にフリーランスであれば、それが仕事の信頼に大きな影響を及ぼします。
翻訳や通訳でなによりも大事なのは、発言者の意図を正確に読み取って訳をすることですよね。
翻訳であれば、先方の固有名詞を間違えて怒らせてしまったという話もありますし、通訳の場合は、発言者の意図を正確に読み取れなかったためにトラブルになってしまうことがあるようです。
特に通訳の仕事では、短時間で正確な判断を迫られるので、きちんとニュアンスを伝えられるようにコミュニケーション能力を磨いておく必要があります。
ミスを起こさないために、事前のリサーチや準備を欠かさないことが重要ですね。
また、フリーランスの通訳では特に、失敗を犯した後の対応力が問われます。
いかにうまくフォローできるか、失敗を最小限に食い止める対策ができなければなりません。
メールレディ(女性限定)
メールレディとは、メールで男性とやり取りをする在宅の仕事です。
サイトに会員登録をして、男性からメールを受信すると報酬が発生する仕組みになっています。
少々水商売に近い要素があるので、あまり堂々とできる仕事ではないかもしれませんね。
ただ、サイトを通してのメールのやり取りなので、自分のアドレスが相手に伝わることはありませんし、直接会うことを強制されたりもしないので、安全に働くことができます。
基本的にノンアダルトの仕事ですが、アダルトの要素が入ると、報酬は高くなるようです。
スマートフォンさえあれば、隙間時間にできる仕事なので、主婦やOLの方が副業として行っていることが多いようです。
メールレディの成功例
メールレディとしてたくさん稼いでいるのは、いかに相手に喜んでもらうかを考えてメールを作り、相手からたくさんメールしてもらうという人です。
メールレディは、男性からのメールを受信することで報酬が入ります。
つまり、どれだけたくさんメールしてもらえるかが成功のカギなのです。
ノンアダルトのメールレディでも高額な報酬を手にしている人は、男性にこまめにメールを送ったり、相手に合わせて内容や送信の時間を考えていたりと、細かい気配りができている人なんですね。
ただメールの相手をすればいいのではなくて、「どんな風にメールをしたら相手が反応したくなるか」を考えて、自分から積極的にアプローチしていくことが成功の秘訣です。
メールレディの失敗例
メールレディを始めたけれど全然稼げないという人は、定型文などを作ってとにかく作業量をこなせばいいと考えているケースが多いです。
あくまで相手は人なのです。定型文では集客できません。
一番ありがちなメールレディの失敗は、最初のコンタクトの時に送るメールの文章の定型文を作って、それを使いまわしてしまうことです。
楽して、短時間で複数の男性にメールを送りたい気持ちはわかります。しかし、男性の名前を置き換えただけの、もしくは名前すら入れていない、いかにもな定型文を送られても男性は返信しようとは思いません。
相手の男性のプロフィールを読んだ上で、「あなたに興味があるんですよ」という気持ちが伝わるような文章を工夫して書かなければ、お客さんは付かないでしょう。
リスクが低い脱サラ・番外編 公務員
サラリーマンを辞めて公務員になりたいと考えている人も多いですよね。
公務員は起業とは違いますが(起業ではないので、脱サラではなく転職になりますね)、例外として紹介します。
最近では、社会人経験者枠を新設する市役所が増えていて、サラリーマンでも公務員を目指すことが難しくありません。
いまや多くの市役所に「民間経験者採用」の枠があり、一般的には4~5年以上の職務経験があれば転職が可能です。
公務員試験の年齢制限は通常だと30歳前後ですが、民間経験者採用枠だと40歳前後まで受験OKなところも多いので(キャリアによってはもっと高齢でも大丈夫な場合もあるようです)、サラリーマンから公務員への転職を考えているならこの枠を狙うと成功しやすいでしょう。
とはいえ、自治体によって制限は様々なうえ、随時変更の可能性があるので、まずは自治体のホームページで最新の情報をチェックしてください。
ちなみに、入社数カ月で退社して、大卒枠で公務員試験にチャレンジすると、「こらえ性がなく、計画性もない人物」という評価を下され不合格になることが多いようです。
しばらくサラリーマンとして経験を積んだ後で、民間経験者採用枠で受験する方が有利ですね。
リスクが高い脱サラの具体的方法
ここまで、リスクが低い脱サラの方法について説明してきましたが、反対に、リスクが高い脱サラの方法もいくつか紹介します。
リスクが高い脱サラの方法とは、主に初期費用が高いもののことをいいます。
百万、千万単位の費用がかかってくるので、基本的に借金を負った状態からのスタートになります。なので、もしうまくいかなければ破産してしまう可能性をはらんでいます。
しかし、大きなお金がかかるだけあって、実現できたときの見返りは大きいものです。初期費用をかけた脱サラに挑戦する時は、準備と計画にしっかり時間をかけましょう。
リスクが高い脱サラ① 農業
リスクが高いといえば、農業での脱サラです。
会社で仕事に追われるサラリーマンなら、一度は「田舎で畑を耕しながらスローライフを楽しみたい」という気持ちを持ったことがあるのではないでしょうか。
農業といっても、扱う作物によって作業の内容は様々です。
基本的には、穀物や野菜を作り、それを市場やJAといった農協に持っていく、または個人で消費者へ出荷し収入を作ることが一連の仕事になります。
農業は自営業ですから、やはり初期費用が高額になりますね。
農機具の準備、土地の確保、住宅のことまで考えれば、最低でも800万円は必要です。
さらに、「農家で食べれるようになるには3年かかる」と言われていますので、少なくとも2年間は自己資金でやっていけるように、2000万円の準備が理想的なようですよ。
投資金額の大きさからいっても、農業を始めるのには、かなりの覚悟が必要です。「今いる場所からの逃避」だけが目的なら、農業は務まらないでしょう。
農業は、サラリーマンとはライフスタイルがガラッと異なります。農業を通して、「田舎で、自由に好きな仕事と向き合いながら生活する」というライフスタイルを望む人でなければ、農業を続けるのは難しいかもしれませんね。
農業で脱サラするメリット
農業で脱サラすることのメリットを紹介します。
成功率が高い
農業での脱サラは、ずばり成功率が高いというメリットがあります。
「農業に就いて、食べていけるようになった人は半分」という統計があります。つまり、「食べていける」という意味での成功率は、他の自営業に比べればかなり高いのです。
これは、ライバルとぶつかることが少ないというのが大きな理由ですね。
そもそも地域でできるのが農業ですから、その土地にしかない名産品を作れば、「ライバルが多い!」なんてことにはならないのです。
競争が少なければ参入しやすいですし、きちんと作業をこなせば「食べていけなくて失敗」ということにはなりません。
ですから、経験がなくともやり方次第で、農業を始めることは十分に可能です。
難しかった土地の確保が、簡単になってきている
土地の確保が難しいため、農業で脱サラすることは難しいと思われてきましたが、それが簡単になってきているのです。
そもそも経験やつながりのない人が、農業を始める際に大きなネックになるのが「土地の確保」でした。
しかし、現在の就農者は、60歳以上の割合が非常に多く、後継者も少ないのです。
そのため、草がぼうぼうで荒れ放題の畑がすでに問題になっているほど、広い耕地が余っているところも少なくないようです。
後継者がおらず畑を放置するしかない状況で、農業を目指す若者が「自分がやります!」と名乗り出れば、高い確率で余った畑を渡してくれるでしょう。
農業で脱サラすることのデメリット
農業で脱サラする際に、気をつけなければならないデメリットを紹介します。
とにかく体力がいる
農業というのは、思っている以上に体力が必要な仕事です。
朝早くから夕方まで、毎日泥だらけになって畑作業をしなければなりません。
天気が悪いから、体調がすぐれないからといって作業を休むわけにはいきませんよね。
ただ、好きでもない会社で、やりがいのない仕事のためにひたすらパソコンに向かうことの方が苦痛だと感じる人も多いでしょうから、畑の肉体労働をデメリットと感じるかどうかは人それぞれですね。
休みがない
農業には、会社のように、週2日の休みや連休なんてものはありません。
しかし、全く休めないのかというとそうではなくて、たとえば農閑期になれば長期休暇に入ったようなものなのです。休みの事情は、育てる作物によって大きく左右されるといえますね。
村社会に馴染まなければいけない
村社会に馴染めるかどうかで、成功出来るかできないかが決まるといっても過言ではありません。
農業を始めるとなれば、周りの農家との付き合いがなにより重要になるからです。
「会社にいたころよりも人づきあいが大変」、「農地を貸してくれない」、「販路がない」などなど・・・人間関係で苦労することはサラリーマンよりも多いようです。
逆にいえば、周りに馴染むことさえできれば、助け合いの輪の中に入れるので仕事も軌道に乗るでしょう。近隣で助け合って生活していけるというのは、競争が激しく無機質な人間関係に疲れているサラリーマンにとっては、むしろ癒しになるかもしれませんね。
農業での脱サラ成功例
農業で脱サラする際は、効率よくノウハウを習得することが成功の近道です。
知識も経験もない状態から農業で独立したいなら、いかに早くノウハウを習得できるかが大事になるんですよね。
そのためにおすすめなのが、米のように年に1回収穫する作物ではなくて、1年の間に複数回収穫を行う野菜を選ぶことです。
生産の回数を増やすことで、ノウハウを学ぶ機会が増えますし、失敗したときのリスクも分散できます。
周りの意見をききながら、効率よく実践の回数をこなして、自分のやり方を作ることに専念しましょう。
農業での脱サラ失敗例
農業での失敗で多いのは、自分のやりたいように仕事をして周りから嫌われてしまうパターンです。
農業を始める場合、独立したからといって自由に仕事をすれば淘汰されてしまうんですよね。
せっかく脱サラして農家として独立するんだから、自分の好きなように仕事をしたいと考えるのは自然なことだと思います。
しかし実際には、農業で一番重要なのは近所の農家さんとの付き合いです。
周りの意見を聞かずに自分のやりたいように仕事をすれば、平気で嫌がらせや暴言が飛んでくる社会なのです。
人に馴染み、助けてもらうことを素直に受け入れて、必要とあらば我を殺せなければすぐにトラブルに発展してしまいます。
特に、知識も経験も浅い最初のうちは、集落の助け合いの中に入れなければ、すぐに立ち行かなくなって失敗してしまいます。
リスクが高い脱サラ② 飲食店
自分のレストランを持ちたい、自分が料理の腕をふるうお店を作りたい、という夢を持ったことがあるなら、一度はあこがれるのが飲食店の起業ですね。
飲食店の起業とひとことにいっても、その種類は様々です。
ラーメン屋、パン屋、カフェ、喫茶店、居酒屋、バー、もしくは料理人として自分のお店を建てるのが目標だったり。
いずれにしろ、飲食店は接客、製造(調理)、仕入れ、在庫管理など、様々な要素を含む難しい業種です。
ただ、飲食店はうまく起業すれば成長が早いという特徴もあります。
飲食店の開業で脱サラするメリット
飲食店の開業で脱サラするメリットを紹介します。
利益率が高い
実は、飲食店は利益を出しやすい業種なのです。飲食店の利益率の高さは、物販と比較するとよくわかります。
物販・・・仕入れが8割、利益が2割。仕入れが9割ということも珍しくない。また、売れる商品を仕入れたくても、人気商品は大型チェーン店に優先的に回されるので、仕入れ自体が難しかったり、入荷したころには商品の人気が落ちていたりする。
飲食・・・仕入れ(材料費)が3割、利益が7割。商品によっては仕入れが1割以下ということもある。最終的に商品の形を作るのは自分たちなので、一度人気商品を作れればどんどん売っていける。料理が商品なので、競合や同業者に人気商品を真似されることもない。
個人でも大型店に対抗できる
個人のお店でも、大型店に対抗できるというのは、飲食店の大きな特徴の一つです。
飲食店の大きな強みは、差別化がしやすいというところにあるからですね。
同じようなフレンチレストランが近くに立っていても、得意料理やお店の雰囲気はそれぞれ違いますよね。
むしろ、大型チェーンの飲食店なんて、商品の形も味も決まり切っていますから、個性を出すことは難しいんです。
外食をしようとする人みんなが、気軽に入れる大型チェーン店でご飯を食べたいわけではありませんよね。飲食物に対するニーズは人それぞれで、様々あります。だから、個人の飲食店であろうが「大型店にお客を取られる」なんて心配はしなくていいのです。
うまく差別化ができれば、あなたのお店を気に入った人が固定客になってくれるのです。
お店を経営するうえで、固定客の獲得は非常に重要ですからね。
飲食店の開業で脱サラするデメリット
飲食店を開業して脱サラする際、気をつけるべきデメリットを紹介します。
お客様が来なくてもかかる費用が大きい
実は、飲食店は、お客様が来なかったとしても出ていく費用が大きいというデメリットを持っています。
飲食店は、調理場だけではなく飲食スペース、お手洗い、バックヤードなどを確保する必要がありますよね。
たとえば不動産屋やその他の小売業のお店だと、販売に使うスペース以外はほとんど必要ありません。
飲食店は、ほかの業種に比べると家賃などの固定費がかなりかかるのです。
さらに、お客様が来なくても、営業時間中はお店を開けていなければなりませんよね。
これはどんなお店でも同じですが、飲食店の場合は人件費に加えて、エアコンの電気代、お手洗や調理場の水道代、ガス代、そして調理器具(グリドルやフライヤーなど)の電気代など、とにかく雑多な費用が多いのです。
顧客層がばらつく
飲食店には、「どんな人でも受け入れるがために、顧客層がばらつく」というデメリットがあります。
飲食店は、基本的にどんな人でも受け入れます。いうなれば公共のスペースなんですね。
だからこそ、常連さんなどの「良いお客様」と、迷惑な酔っ払いなどの「悪いお客様」がお店で一緒になってしまうこともあるのです。
飲食店は気軽に入れるがゆえに起こりえることなのですが、もし悪いお客様が良いお客様に迷惑になるようであれば、追い返すなどの対応を取らなければなりません。
飲食店の開業で脱サラ、成功例
飲食店を開業して成功しているのは、お店の方針を定めて店づくりをすることができている人です。
飲食店は接客業ですから、お客様に喜んでもらいたいと考えて店づくりをするのは当たり前のことですよね。
ですが、喜んでもらいたいがために、安易にお客様の要望すべてにこたえようとする店づくりは、コストばかりがかさんでなかなかうまくいかないのです。
そこで、最初に方針を定めるということが重要になってきます。
たとえば、顧客層の限定。
ターゲットを「カップルだけ」に限定すれば、カップルに喜んでもらえる店づくりをすればいいですよね。
そうなれば、「子供向けの料理がほしい」とか、「宴会コースが欲しい」などのニーズにはそもそもこたえる必要がないわけです。
顧客層を限定すれば、何をしたらいいかが明確にわかるので、無駄にコストをかけることなくお店を作っていくことができます。
飲食店の開業で脱サラ、失敗例
飲食店の開業の際、開業に資金を回しすぎて、すぐに閉店するというパターンで失敗するケースが多いです。
自分のお店を建てるのですから、外観や内装など、こだわりたいところはたくさん出てきますよね。しかし細部までこだわってしまった結果、資金のほとんどを開業時に費やしてしまうと、必ず失敗します。
なぜかというと、運転資金が少なくなり、すぐに立ちいかなくなってしまうからです。
飲食店は、開業してから、少なくとも1年は様子を見なければいけません。お客様の入りに季節的な要素も絡んでくるからです。
また、飲食店はある程度続けることで、グルメ情報サイトやタウン情報誌に掲載されるチャンスも回ってきますので、まずはしばらく続けることが大事なのです。
「結果が出る前に閉店してしまう」という事態にならないためには、運転資金を厚めに確保しておくことが不可欠ですね。
また、お店をオープンする前に、地道に人脈をひろげておいて、来店してくれそうな知り合いを増やしておくのも、失敗を防ぐコツです。
リスクが高い脱サラ③ フランチャイズ
フランチャイズとは、コンビニやファーストフード、カフェなどの大手の加盟店のことです。フランチャイズでの企業は、わかりやすくいうとのれん分けと同じシステムですね。
加盟金を出して加盟店になれば、そのお店の看板、商品、知識や技術、ノウハウまで、すべてを分け与えてくれます。
開業の際の加盟金は、ゼロから開業する場合の開業資金よりもはるかに安価で済みますが、加盟店である以上ロイヤリティーが発生します。
ロイヤリティーとは、毎月売り上げから支払う看板使用料のことです。
フランチャイズで脱サラするメリット
フランチャイズで脱サラする場合のメリットを紹介します。
武器がすべてそろった状態からのスタート
フランチャイズ開業の一番の強みは、必要なものがすべてそろった状態からスタートできるということです。
普通、自分の店を開業するとなると、とにかくやることが多すぎて大変です。
店名、商品、店づくりなど考えなければならないことが多いですし、経営についても勉強することが山ほどあります。常に勉強と試行錯誤が必要ですよね。
フランチャイズなら、すでに有名な看板、売れる商品、プロの考えた経営戦略がすべて使える状態からスタートできるのです。
さらに、お客様がすでに付いている状態から始めることになるので、普通なら開業後に一番頭を悩ませるであろう集客も、心配することはありません。
高額な費用がかかる宣伝、広告もすべてやってくれます。
研修やサポートもあるので、開業後に困ったことがあれば相談できる相手がいるというのも安心ですよね。
雇う人材を自由に選べる
自分が気に入った人と仕事ができるというのも魅力的なメリットですね。
自分が店長なのですから、自分が気に入った人材だけを雇うことができます。
家族や友人、知人を従業員にしたっていいのです。フランチャイズはマニュアルがしっかりしているので、特殊な技術が要らず基本的に誰にでも仕事ができるようになっていますよね。
会社に縛られることなく、家族で楽しくお店を経営するのもアリですよね。
フランチャイズで脱サラするデメリット
フランチャイズで脱サラする場合のデメリットを紹介します。
なんだかんだ制限が多い
いくら独立したとはいえ、大手の看板を借りている以上、様々な制約が付きまといます。
「客層を考えたら、これを置いたら売れるんじゃないか?」
「宣伝のためにこれをしたらいいかも?」
など、お店を経営していればアイディアが浮かんでくることはあるものです。
しかし、独自に仕入れをしたり価格を変えたり、宣伝をしたりすることはほとんどできません。
また、そこで得た情報やノウハウを使って新たに起業することは、ほとんどの場合禁じられています。
良いことを思いついても実行できなかったり、辞めてもそれを活かすことができなかったり、そもそも違約金があって辞められなかったり。
フランチャイズ起業は、収入や一緒に働く人材に関する自由は確かに手に入りますが、「自分のやり方で仕事をする」という自由がないのはサラリーマンと変わらないかもしれませんね。
フランチャイズで脱サラ、成功例
フランチャイズで開業して成功するには、自分のやりやすいように仕事を組み立てていくことがコツです。
せっかく独立したのに、経営がうまく回らずにオーナーのあなた自身が忙殺されていては本末転倒ですよね。
自分の働きやすい環境を作る近道は、信頼できる従業員をいち早く育てることです。
現場の仕事は従業員に任せて、オーナーとして店舗のことを考える時間を取れるようになりましょう。オーナーはあくまで従業員のサポートをしつつ、「お店の営業について考える」ことが仕事です。
従業員をうまく使って、自分のやりやすいように仕事を組み立てましょう。
フランチャイズで脱サラ、失敗例
フランチャイズで脱サラする場合、本部の指示を過信しすぎて失敗するというパターンが多いです。
加盟店である以上、本部の指示を受け入れて素直に従うことができるというのは必要です。しかし、だからといって、ただ指示をきいているだけで成功出来るのかというと、そうではありません。
「有名企業のフランチャイズだから言うことを聞いていれば稼げるだろう」という考えでフランチャイズ起業する人の多くは、遅かれ早かれつぶれてしまいます。
注意してほしいのは、本部と加盟店は、あくまでそれぞれ独立した経営体制になるということです。つまり加盟店は、本部の子会社や下請けではなく、本部と対等な関係の独立店舗なんですね。
フランチャイズになれば必ず成功するわけではなくて、個人での店舗経営と同じように、本人のやる気や努力で業績は大きく変わってきます。
フランチャイズで成功するためには、他人の意見を受け入れる柔軟性に加えて、自分の店舗を持つことの責任感を持って売り上げアップのために試行錯誤できる向上心が必要なんですね。
リスクが高い脱サラ④ 投資家
投資家には2種類の人がいます。
まず、投資銀行や為替ディーラーなど、トレードを生業とする「機関投資家(プロ)」と呼ばれる人たち。それに対して、サラリーマンやOL、主婦(夫)など、個人で投資を行う「個人投資家」。
最近ではネットの発達に伴い、初心者の個人でも投資を行いやすい環境が整っていますね。スマホがあれば短時間でできる取引もあるので、空き時間に副業として始められるのが魅力です。
日本での代表的な投資は、株式取引とFX(外国為替取引)の2種類です。
株式投資は、株式会社が発行している株券を売買するのに対して、FXは各世界の通貨を売買します。
特にFXは小額から取引が可能で、24時間ネット上で取引ができるので初心者に人気ですね。
投資家になって脱サラするメリット
投資家になって脱サラすることのメリットを紹介します。
未経験でもすぐに経験を積むことができる
少ない金額、つまり低いリスクですぐに始めることができるので、経験がないという弱点をすぐにカバーすることができます。
リスクが低い方法ということは見返りも少ないですが、まずは失敗と成功のパターンをたくさん繰り返して感覚をつかむことが大事です。
慣れてきたら金額を引き上げてみるなど、自分で調整ができるのもいいところですね。
時間を選ばない
朝の数十分、お昼休み、帰宅後に1,2時間など、自分の都合のいい時間に取引を行うことができます。
FXの場合、1日中いつでも取引ができるので「帰宅後に1時間だけ」など時間を決めておけば、無理なく続けることができますね。
投資家になって脱サラするデメリット
投資家になって脱サラする場合、絶対に気をつけるべきデメリットを紹介します。
借金を背負ってしまった時、自己破産が難しい
自己破産が難しいというのは、投資家にとってなにより恐ろしいデメリットでしょう。(月曜日の朝に、飛び込み自殺で電車がよく止まる理由はだいたいこれだったりします。)
FXなどレバレッジがかけられる投資商品の場合、当然、自己資金以上の損失が出ることがありますよね。そうなれば借金を背負うことになってしまいます。
「でも、ロスカットをすれば大丈夫でしょ!」なんて考えないでくださいね。
(※ロスカットとは、投資した金額の維持率が一定以下になると、自動で決済してくれるシステムです)
たとえロスカットをかけていても、相場が急変動しているときなどはロスカットの決済が間に合わず、想像をはるかに超える大損をくらってしまう可能性が十分にあるのです。
こういった予想外の展開で、いきなり多額の借金を抱えてしまうなんてことはよく起こります。
借金を負ってしまったときの救済手段として、自己破産という制度がありますよね。
自己破産とは、債務整理のなかで唯一、借金をすべてチャラにしてくれる制度です。
しかし、注意すべきなのは、「投資やギャンブルのための借金」や、「株や先物投資のためにした借金」は免責不許可事由に含まれるということです。
つまり、「投資で負った借金はチャラにしてあげません」ということですね。
借金で身動きが取れなくなって、自らを死に追い込んでしまう投資家は本当にたくさんいます。投資家とは、それほど大きなリスクを背負うのだということを忘れず、リスクの管理をしっかり行いましょう。
中毒性がある
投資は、一歩間違えば「中毒性を持ったギャンブル」と同じになってしまいます。
もちろん、勉強を怠らず、資金管理をきちんと行えば最終的に利益を上げていくことはできるはずです。
しかし、へたにはまるとギャンブルと同じになってしまうのです。
たまたま大量に儲けたときの快感が忘れられず、無謀な賭けに走ってしまったりするようになると、もう完全にギャンブルですよね。
プロの動かした相場に影響される
個人投資家に関して、資金力のあるプロの投資家が、意図的に作る相場の流れに大きく影響されてしまうというデメリットがあります。
個人投資家は、どうしても資金に限界があります。
それに対して、圧倒的な資金力をもったプロは意図的に相場を動かすことができますので、個人投資家はその動きに惑わされることになります。
時にはプロが動かした相場についていくこと、プロ同士の戦いに便乗することが必要ですね。
投資家になって脱サラ、成功例
投資家として成功している人の共通点は、勉強の時間を確保して着実に利益を増やしていることです。
まず、どんな方法であれ投資の成功率をあげるには知識と経験が不可欠です。
専門知識がなければ、売買のタイミングや投資先など、適切な方法が分からず、「投資」ではなくただの「ギャンブル」になってしまいます。
また、投資には実践経験も大きく影響します。世の中には「投資の必勝法」を教えると謳った情報商材などがありますが、多くの場合、知識だけではなく、ある程度の経験則が求められます。
サラリーマンをしながら、副業として投資を行うとなれば、勉強の時間を捻出しながら、リスクコントロールをしつつ実践経験を積むことが求められます。
通勤時間や、帰宅してから寝るまでの間など、短い時間でもいいのでコツコツと勉強を重ねながら、自分の資金の範囲内で、実践経験をつんでいけば、投資の精度をあげることができます。
投資家になって脱サラ、失敗例
投資家になって脱サラする場合、焦って利益を出そうとするとほぼ確実に失敗します。
あせって資金管理がおろそかになると、資金はどんどんマイナスになってしまうんですね。
投資において一番危険なのは、なかなか利益が出ないことに対するあせりを感じてしまうことです。
大きな利益が出ないからといって、取引金額を引き上げた結果、元手が減っていくことはよくあることです。
元手が減ったことで焦りはひどくなり、さらに金額を引き上げるという悪循環に陥った結果、借金を負うはめになるというのは笑えない話ですが、このパターンで失敗する人は多いんですよね。
結果を焦らず、コツコツと利益を積み重ねていく形を大事にしましょう。
また、失敗しないためには資金管理が一番大事です。生活費と、投資に使う資金の口座は別にして、一度に使っていい金額などは上限を決めて、計画的に運用しましょう。
資金・スキルが必要な脱サラの準備方法
資金やスキルが必要な職業に就いて脱サラしたい場合は、効率的に準備を進める必要があります。二通りの方法について説明しますね。
一時的に高給な職業に転職し、貯金をためる
「まずは何としても資金を貯めたい!」という時に使える方法がこれですね。一時的に高給な職業に転職して、貯金を作りましょう。
就農や、お店の開業など、高額の資金が必要な脱サラを目指しているけれど、現在貯金がないし、必要な資金を貯めるにも今のままではかなりの時間がかかってしまう・・・。
という場合におすすめの方法です。
世の中には、きついけれど高給な仕事って結構ありますよね。一生続けるのは無理だけれど、資金集めのために1,2年ぐらい働くなら耐えられるような仕事です。
有名なのは、マグロ漁船ですね。きついけれど、収入が高い仕事として知られています。そういった仕事に転職して開業資金を集めましょう。
他にも、治験モニターや試験監督など、高時給のアルバイトをひたすらこなすというのもひとつの手です。
海外留学や専門学校に行きスキルアップする
就きたい仕事のために、まずは経験を積んでスキルアップするというやり方です。
医者などの医療関係や、資格のいる専門職、また、飲食(料理)など技術のいる職に就きたい場合、まずはスキルや資格を習得しなければなりませんよね。
そのためには、専門学校に通うことも視野に入れてください。
専門学校でしっかりした資格、技術を身につければ、それは大きな武器になります。
専門学校に通うのであれば、その専門関係のアルバイトをしながらというのが賢いかもしれませんね。
また、スキルアップのための海外留学は、目的やプランをしっかりもつことが大事です。
注意しなければならないのは、ワーキングホリデーや、一年間程度の留学では中途半端になってしまうことが多く、キャリアアップにつなげるのは難しいということです。
まず、ビジネスの世界では、海外にいた期間はブランクとしてとらえられ、あまりプラスには作用しないのです。
企業は、「英語で日常会話ができる」というスキルは求めていません。「ビジネスのなかで英語を使った経験」こそが評価されるのです。
そのような事情も考慮して、自分が海外に行ってどんな経験を得るべきなのかをしっかり考えましょう。
年齢別脱サラ起業で失敗しないおすすめの方法
脱サラするといっても、年齢によって状況は大きく変わってきます。
年齢別におすすめの方法や注意点を説明しているので、自分の年齢だとどう動くべきなのか、脱サラの計画をたてる際の参考にしてください。
20代の脱サラ
20代の脱サラは、「とにかくやってみる」ということです。
20代であれば、脱サラ後の再就職でつぶしがきいたり、新しいスキルを身につける時間もありますから、いきなり起業をしてもなんとかなるものです。
しかし、20代ということは、サラリーマンとして働いて10年未満ですよね。
まだまだ経験やスキルは浅いはずです。
すでにお金になるスキルや、資本金があれば選択肢は広がりますが、20代であればスキルも資金も不足している場合がほとんどでしょう。
そこで、リスクが少なく(初期費用が少ない)、すぐに始められるビジネスを副業としてやってみることをおすすめします。
特に、小資金で成果をだせるアフィリエイトやネットショップ(せどり)がおすすめです。
30代の脱サラ
30代での脱サラは、職場での経験を使って、同じ職種で脱サラするのがおすすめです。
ただし、今の仕事で脱サラできる自信がある場合のみです。(フリーランスになれるくらいのスキル、営業力、コネクション、人脈は最低限必要ですね)
しかし、それだけのスキルや経験があっても、まだ焦って行動してはいけませんよ。
同じような業種で起業している先輩方から、同じ業種で脱サラするには何が必要なのか等、情報をしっかり集めましょう。
「自分には今の職種で独立できる自信はない」という人は、副業から始めてみましょう。
30代なら、結婚して家族がいるかもしれません。家族がいるにもかかわらず、収益化の明確な道筋やスキルがないのは、やはり問題です。
副業から入れば、会社の収入を失わずに、スキルアップや独立を狙えます。
たとえば、アフィリエイトならWEBマーケティングやWEBデザイン、ライティングスキルを伸ばしながら収益化ができますよね。じっくり取り組むならおすすめの方法です。
もし、はやく結果を出したいのなら、ネットショップやせどりなど、すぐに結果がでる方法を採用しましょう。
また、30代の脱サラで注意しなければならないことがもう一つあります。
行動を起こす前に、まずは家族(パートナー)の理解を得ることが必須だということです。
30代の夫婦であれば、結婚して間もない、子供も小さいなどの事情があるでしょう。
そんなときに、夫が突然「脱サラしたい」といいだしたら、奥さんは動揺しますよね。どうしても、脱サラ=安定した生活を捨てる、ということになりますから、なかなか肯定的に受け入れるのは難しいはずです。
たいした相談もなしに脱サラの準備を進めれば、パートナーには「離婚」という選択肢も浮かびます。
準備に集中して脱サラを成功させるためには、家族、何よりもパートナーの応援が必要なのですから、「どんな理由があるのか」、「どんな計画を立てているのか」をしっかり説明して理解してもらいましょう。
40代・50代の脱サラ
40代、50代の脱サラも、基本的には30代で書いたとおりです。
40代、50代の注意点としては、退職金があるからといって安易に起業しないことですね。
早期退職をして、退職金で脱サラ起業を考える人もいますが、それではリスクが大きすぎます。もし軌道に乗らなかったら、立ち直るのは非常に難しいですし、老後の資金も失ってしまうという最悪の事態に陥ってしまうからです。
いくら会社でのキャリアが長くても、起業するとなるとイチからのスタートになりますし、思っているよりも世間は遙かに厳しいのです。
40代、50代で失敗などすれば取り返しのつかないことになりますので、「何とかなりそう」など、安易な考えでの起業は絶対にやめてください。
副業で収入の柱を増やし、手堅く脱サラに取り組みましょう。
みんなの脱サラ起業体験談
ここでは、当サイトに寄せられた脱サラ起業のリアルな体験談をご紹介します。
脱サラ起業の方法に正解はありません。100人いれば100通りの仕事のやり方があります。会社と家の往復をしているだけだと気づきませんが、世の中にはたくさんのビジネスチャンスがあるんだ、ということに気付いてもらえたら嬉しいです。
(体験談は随時追加予定)
リクルートから洋服転売で脱サラして会社の社長に!(イガラシさんの体験談)
私はリクルートというわりと大きな会社で営業の仕事をしていました。
なぜ脱サラをしようと思ったといいますと、まず、職場の雰囲気が嫌でした。
毎週月曜日になると、「会議」というのは名ばかりの「理詰め地獄」・・・また、仕事はみて覚えろ!という風土がまかり通っていたため、ちゃんとした仕事の流れなどを教えてくれる先輩もいませんでした。先輩もノルマがきついので後輩にわざわざかまってなどいられないのです。また、営業成績の表彰式のようなものが半年に1回あり、そこで歓喜余って泣いている人などを見て、「うわ!組織の犬だ!気持ち悪い!」と思ったのが辞める一番の動機です。
どんな方法で脱サラをしたかといいますと、サラリーマンをしながら、ヤフーオークションで洋服の転売をしていました。
当時はモバオクという携帯電話を使ったオークションが流行っており、ヤフオクで引っ越しの不用品を安く買って若者が好みそうなタイトルに差し替えてモバオクで転売しているだけで月に20万ほどは稼げていました。
片手間で20万ほど稼げるのであれば本業でやれば50万くらいはいくだろうと安易に考えて脱サラしました。
脱サラの結果、現在は株式会社の社長です。個人から不用品を集めるのは効率が悪いので、工場などに直接出向き、買い付けをしています。
工場などにアポイントを取ったり、飛び込み営業に行ったりできるようになったのはリクルートというブラック企業にいたからかな?とも思います
(イガラシさんの体験談より)
居酒屋経営で脱サラに成功!(加納さんの体験談)
脱サラしたいと思ったキッカケは、サラリーマン時代に何かとお金の面で困っていたことでした。
残業をしないと生活できない面もあり、しかたなく残業をしていたのですが、残業も月に70時間となかなかハードでいつも10時に帰るような日々でした。
そんな中、会社自体の業績も良くならず、ボーナスも減り、会社勤めも不安定で将来のことを考えると不安な毎日でした。
なので、この際!と思い脱サラすることを決意しました。
具体的に何で脱サラしようかと考えたとき、昔から居酒屋などで働きたいと思っていたので、自分で居酒屋経営を始めました。
なんのノウハウもない中でしたが、いつも通っていた居酒屋の店主にどうすれば居酒屋経営を始めれるかなどの方法をききました。「成功している人に直接聞く!」ということを念頭において、会社に勤めながら独学で勉強しました。
その後の細かなノウハウなどは、その居酒屋の店長のお店で会社に勤めながら、アルバイトをさせてもらって現場の知識を身に着けました。やはり成功者の仕事を直接体験させてもらえたのが、大きな学びになりました。
脱サラしてからは、居酒屋でアルバイトをしつつ勉強していたので、金銭面的には収入が半分以下にもなり、ようやく自分の店を持った時もお客様が入らず困る日々を過ごしていました。
しかし、半年過ぎたあたりから経営が波にのりだして普通に生活できるほどになりました。
苦労した日は脱サラなんてしない方が良かったと後悔した日もありましたが、今では自分のやりたいようにしているので脱サラして良かったと思います。
(加納さんの体験談より)
まとめ
脱サラは、成功すれば理想の生き方を実現することができます。
しかし、成功の確率が高い方法を選んで、どれほど入念な準備をしたとしても、失敗する確率はゼロにはなりません。いつ予想外の出来事が起こるかわからないからです。
では、脱サラに失敗した人たちのその後は、どうなるのでしょうか?
- また就職活動をしてサラリーマンに戻る。(もちろん、脱サラ前と同等かそれ以上の会社に入るのは難しいです)
- 夢破れて借金だけが残り、返済に追われる。
- 最悪の場合、撤収作業のストレスで自殺してしまう。
うまく次の就職先が決まればまだいいのですが、それもままならなかったら本当に地獄を見ることになってしまいます。
脱サラへの夢は捨てきれないけれど、こんな悲惨な末路を迎えることは絶対に避けたいですよね。
「よほどの資金があって失敗しても困らない」とか、「失敗した後のフォローまで計画に組み込んでいる」とかでない限りは、リスクの低い方法を採るべきです。
大きな資金を出して、勝負に出るだけが脱サラの方法ではありません。
大きなリスクを背負わないためにも、副業から始めるのが一番おすすめです。
会社以外の収入源があるというのは大きなアドバンテージです。その副業を大きくして独立してもいいですし、副業で得た収入を開業の資金にあてることもできますよね。
あなたの理想の脱サラがどのようなものであれ、失敗して後悔だけはしてほしくありません。手堅く副業から始めて、余裕を持って計画を立ててださい。
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